専業主婦の在宅ワーク---実験中 【個人の日記です。】

ネット素人の専業主婦が、本当に在宅ワークで稼げるのか検証中です。自分の日記です。ハウツーではありません。

格付けの代わりに何をするか

その日、一緒にお風呂に入っていたら

彼女がポソッと言ったんだな。

 

「綺麗な身体でええなぁ、うらやましい」

 

ついにきた。

 

「あー、どうかなー」

 

仕方なくモヤモヤとした返事で場を濁す。

これを言われる日が来ることを、ずっと知っていた。

 

▼ この続き

colont.hatenablog.com

 

わたしはピアスはしていない。

インプラントや整形もしていない。

刺青もないし、注射の痕もない。

 

ケンカで骨折したとか、無理やり男に囲まれたとか

そういう悲惨な体験もない。

中絶もなければ、撮影もない。

 

「綺麗な身体でええなぁ、うらやましい」

 

= 苦労しらずのお嬢ちゃん

 

傷がない。

 

今まで他人に対して

散々、思ってきたこと

 

親が養ってくれてええなぁ

家があってええなぁ

屋根のあるところで寝て

朝昼晩のんきに1日3回食べる生活ええなぁ

 

「ええなぁ、苦労しらずのお坊っちゃんが。」

 

 

そういうことを思って生きてきて

 

ここにきて

完全に立場が逆転する。

 

他人から

 

あなた良いわね

恵まれてるわね

なんの苦労も無いでしょう

 

自分の番だ。

 

今度は自分が、生きる能無し扱いを受ける。

 

 

わたしはただのヘビースモーカー。

飲むと説教を始める、少し性格が悪いだけの人間で

決してヤンキーではない。

 

当時のヤンキーは結構ハードで電通もびっくり。

 

年功序列、時間厳守、集客集金、

たまに校舎の窓ガラスを割って回るという深夜残業、

中学2年で法務省へご栄転そのまま単身赴任、

そういう連中。

 

とにかくルールに厳しい。体育会系。

 

部活さえ続かない自分には務まりません( ´-ω-)

 

奴らは安全ピンで

自らの手に男の名前を彫り込むところから始まる。

(もうこの時点で無理)

 

自分とは方向性が違いすぎるんだよな!

 

わたしはお金を得て、

服を買ったりおいしいものを食べたいだけ。

 

美容とゲームが好き

働きたくない

家にいたい

誰かに飼われたい

 

バイクに乗るよりも、

ヒール高めのミュールで薄手のワンピースを着たい。

 

単に空っぽなんだ、そういう自分が

こんなところに下宿している時点で間違っている

(下宿は9割ヤンキー)

 

こっちは、ただの通りすがりで

運悪く落とし穴にはまった小猿みたいなもん。

 

 

住んでいたワンルームは既に引き払っていて

道は2つ、

 

お金を貯めて出ていく、

 

あるいは

下宿を追われる。

 

他人から

「ええなぁ、うらやましい」と言われたぐらいで

ケンカしてる場合ではないのだよ。

 

そういう訳で、

その日からわたしは「敵意のない人」

 

「撃つな、わたしは味方だ」

 

これで大半は回避できる。

もちろんその戦法を一生涯続けるとなると

人格的に幸せとは言い難いね(。-ω-)ノ

 

 

彼女はわたしを羨ましいと言ったけど

 

わたしに対して

卑怯なことや嫌がらせは一切してこなかった。

 

本当になんの悪意もなく言っただけのようだ。

 

 

後々になり、

これも決して特別な環境だから起きたことではなく

 

むしろ一般社会でも全く同じと気付く。

 

マウンティングだのフレネミーだの謎の言葉があるが

ほぼ全く普通の、一般的な現象のこと。

いちいち目くじら立てるほどじゃない。

 

当時はそんなんも分からんから

ヤンキーの序列こえーよ!って

一人でびびりまくってたなぁ。

 

そしてこの時点で気付くべきだった。

 

「あなたは良いわね」

「なんの苦労もないでしょ?」 

 

こういうことは

言うほうも言われるほうも、嫌な気持ちになる

(当たり前だ)

 

「他人は他人、自分は自分、だけど仲良く」

(心底、当たり前だ)

 

「神の下でみな同じ」

「2人または3人が

善に向かって私の名のもとに集まる時、

私はお前たちの真ん中にいる」

 

 

自分はそれがよく分かってなくて

 

言う、

言ったら言われる、

言われたら言い返す、

(しかも照準がバラバラ)

 

誰に言い返してんだよ。。。

せめて言った本人に言い返せよ。。。

 

こういうはた迷惑な自分で、

結構いろんな人に対して毒を隠しもっていた。

 

特に20代あたり無知街道まっしぐらで

 

専業主婦は良いよねー

アホでもヒマでも生きていけるし

 

ワーママは良いよねー

子どもがいたら簡単に休めるし

後々自分が専業主婦もワーママも経験して、

どちらもブーメランになって

きっちり返ってくる。。。

 

こういうウザイ奴は放置するに限る。

わざわざ手を下さなくても奴らは勝手に自滅する。

自滅した本人が言ってるのだから間違いない(-.-)

 

 

さすがに最近では

面と向かって何か言われたりはしないが

 

再婚した当初、

 

「旦那さんがいて羨ましい」

「専業主婦で羨ましい」

 

これは直で言われた。

 

わたしが何か失言したとか

最初に原因を作ったのは自分かも知れないし

 

だからといって、はっきり自覚がある訳でもなく

結局その人にどう返事していいか分からない、

 

それで疎遠になりかけたが

 

こちらからの電話を控えても

向こうから定期的に連絡がくるので

 

多分、相手は

わたしとの付き合いを続ける意向ってことよね?

 

(しかもそれ以外の言動はとても良い人。

わたしもその人に過去散々お世話になり、

今後も友達でいられるならその方が良い)

 

相手が単なる悪人ならここでバッサリ終了やが

 

相手は

自分の大切な人

 

相手にもプライドがあり、

その人は立場こそ対等やが尊敬する部分は沢山ある

 

こういう状況で

 

「あなたは良いわよねー」と言われた時に、

こちらはなんて言ったら良いんだろうな。

 

「ごめん、わたし何かしたかな?」

「もっと建設的な話をしようよ」

直球でこれを言ったらブッ◯されると思うので

 

もう少し温かさと思いやりのある言葉、

 

相手への尊敬を持ちつつ

軽く一言スマートな感じの言い回し

 

無いかな?

 

グーグル先生でも、壇蜜先生でもなくて、

あなたに聞きたい。

 

 

わたしも散々毒づいてきて

 

自分はあの時

誰に何を言われたかったんだろう。

 

親から愛されたかったと自覚していた時期もある。

 

でも今は自分こそが母親なので

その感覚はもう思いだせないんだよなぁ。

 

夫は、「父親」と「男(=自分)」を

うまく両立させている感じがあるけど

 

女性は「母親」になると

その母親になった自分を「自分自身」と錯覚する、

 

それはなんとなくそうだろうなと感じる。

 

好きだったこと

触れたかったもの

なんて言われたかったのか

なにを言ってあげられるのか

 

母親である自分は、たいして思い出せない。