行き着く先
結局のところ
「どこに行っても自分」だったんだな。
中卒後に初めて借りた文化住宅での貧乏生活。
頑張っておしゃれなワンルームに移り住むが
色々あり破綻、逃亡先の下宿はヤンキーの巣窟。
透明人間に徹してお金を貯め無事脱出、
その後ようやく
自由とフリーターの地位を取り戻したものの
何故かここで多国籍のキャバクラへ寄り道し、
運良くホステスで大当たりして豪遊。
今度は学歴職歴が欲しくなり
大検からの進学、勉学と仕事の鬼になるも
うまくいかず失職。
残念ながらフリーランスにも向いてない。
ご縁があり唐突に大企業へ (これも向いてない)
仕方なく結婚に逃げるが
今度はそいつ本人から逃げることになり離婚。
（経緯は似たり寄ったりなので大幅に割愛）
おお、すげー我ながら一貫してるじゃねーか！
どこに行ってもゴラムとロキを足して割った感じで
キャラ完成されとるぞ (￣□||||！！
大金持ちだろうが貧乏人だろうが
自由だろうが監視されていようが
バリキャリだろうがフリーターだろうが
そこでやらかすことは大体同じ
(あくまでも主観です。
財閥とホステスが同じ訳ないだろ！という考えも
当然あるかと思います。)
ちなみに
トイレが汲み取りの文化住宅も
例の団地も(関西限定か？)
そして
夢のワンルームも
新築一戸建ても
その他もろもろ引っ越し大王で住まい体験したけど
どこも似たり寄ったりだった。
システムキッチンだろうが
一口コンロだろうが
「料理をするのはわたし」なので
便利か不便かぐらいの差はあるけど
味や盛り付けは大体同じ、
わたしの味。
当たり前か。
豪華なシステムキッチンがあるからといって
一流シェフに変身する訳ではないし
一口コンロしかないからって、
ご飯が作れない訳でもない。
これは友達も同じことを言ってた。
Charに憧れて当時は同じギターを新品で購入、
猛練習に励んだらしいが
ある日、Charがそのライブハウスに来て
誰のか分からない転がってた安物のギターを
おもむろに弾いたらしい。
そしたら、それがCharだった。
ギターじゃねーんだ！！！…と衝撃を受けたらしく
Charに憧れて同じギターを無理して買ったけど
そこじゃない、
「どの楽器か」も、まあ大事やが
「誰が弾くか」が最重要だと
友達は、そんな話をしてくれた。
少なくともわたしは「どの楽器か」を軽視しない。
事実わたしにとって
元旦那との結婚生活と
今の夫との結婚生活は
天国と地獄以上の差があった。
「結婚なんて誰としても同じ(結婚自体が墓場)」
まあ、そう思う人もいるだろうし
わたしみたいに
「いや、違う相手となら意外とうまくいったよ」
そんなパターンもある。
伝説のCharなら「どんなギターでも俺ok！」かもやが
わたしレベルの人間なら「何を選ぶか」は大事。
だからと言って
「選んで終わり(安泰)」ってことでもないんだな。
むしろ選んだ１０年後、２０年後、
ずっと継続して心をかけていくことなのかも。
わたしは再婚前に延々と悩んでいて
籍を入れるのか
仕事はどうするのか
引っ越すのか週末婚か
子どもが何歳の時に
いつ、どこで、どのように
何を選んだらうまくいくか
専業主婦か兼業主婦か
シングルマザーかステップファミリーか
大金持ちか貧乏人か
教育か自由か
キャリアかパート主婦か
産むか産まないか
でも、どっちを選んでもわたしはわたし、
どこに行っても実力以上のことはできないし
手にした幸運も溜め込むと腐る。
「何を選んだらうまくいくか」というよりも
「何が来ても善に向かう(神の計らい)」
今はそんな感じかな。
何かを選ぶ時期は終わり。
むしろ、今ここで何をするのか
そのことに触れたい。
あなたは今、何をするの？ って
それが楽しいことなら一緒にしようよ、
方向性が違ったら一緒にはできないけど
遠巻きながらも応援するよ、
そういう話を聞きたい。
あなたが何をしようと
好きな人の選んだものは何であれ大切にしたい
多分、女はそういうもんだよね。
その理論で失敗する女性が多いのも事実だから、
男は責任重大。
女は心をクリアにしておく。
これが意外と難しい。
わたしもボチボチ、
しょうもないことばかりしてちゃいけない。
