ネットの中
その人とは、たまにぶつかることもあって
わたしはイジけてメールも止めちゃうとか
有り得ん状況やったのが
ブログの更新だけは細々と続けてた。
▼ この続き
そしたら
また少し会話するようになって
ある日、その人から
「この映画(DVD) 感動した!良かったら見て」
それで、わたしはまたぶちギレてしまって
映画?
映画?
映画?
シングルマザーが映画?
たった10分も横になれませんけど?
え、子ども連れて貴重な休日にTSUTAYA行けとでも?
わたしがDVD見てる間、誰が作り置きするんですか?
誰が子どもの面倒みるんですか?
誰が掃除するんですか?
だいたい
うちDVDプレイヤーなんてありませんから!
↑
心の声
そして彼には
「あー。うん。時間あったら見るわ」
一言、返信して
また疎遠になる。
(何も進展しない。)
自分…
めんどくさい女だぜ!(-_-)
とてもじゃないけど、恋愛できる状況じゃなかった。
時間も健康もゆとりも無かったし
自分、こころ絶望で真っ黒。
その人から、たまにメールがきたかと思うと
「今日は温泉いってきた」
「1日ねてたわ、もう夕方や」
「スポーツジム通うことにした」
そうですか。
楽しくて、ようございましたね。
こっち普段通り激務ですけど。
それでも周りと比べると
わたしが彼につっかかる回数は、比較的少なかった。
(わたしは誰とでも口論していた)
基本その人は
「誰が見てもその通りだ」ということしか言わなかったので
「今日、寒いな」
「明日は雨らしいで」
「雪ふってる!」
↑
こちらも考えるのが面倒くさくなり、
「そうだねー」
(基本、会話が広がらないし、ケンカにもならない。)
でも、数ヶ月して
「冬やのにヒマワリ咲いてたよ!(*^^*)」
まさかの顔文字が!!!!!
わお!この人、笑ったぁ!
ようやく
笑ってくれた
笑ってくれてる
わたしは
辛かったんだな。
だってそれは「ただの文字」だったし
この人は
いつも簡単な事実しか言わない
たまに無神経でわたしを傷つける
正しいことでわたしを成敗する
誰にも媚びない
ドキドキさせて
わたしは、たまに優しい気持ちになる
この人がいると
ほんの少し
「良い自分」になれる気がする
こんなどうしようもない自分を
なんだかんだ
見捨てない
この人
笑うときも、あるんだ
その人は「ただの文字」で
どこにも居なかったし
わたしは
誰と話しているのかも分からなかったし
嬉しいときは、悲しくなって、たまに辛くて泣いたりもした。