今年の反省
妊娠・出産が一大イベントだったので
思い出すのはそのことばかり。
ひたすら安静＆激痛な一年だったわ(/_;)
特に三男出産の時は「今年の反省」どころか「人生の懺悔」レベルだった…
手術室で開腹したら、唐突に子宮破裂していて
後に先生いわく
「お腹あけたらそこに赤ちゃんが居たんです。
僕も大学病院は長いけど初めて見ました」と。
ただ、手術室ではそんな呑気な話でもなく
開腹した途端に、一気に空気が激変
まさにドクターＸだったんよね。。。
破裂してるぞ輸血もってこい！
⚪⚪先生を呼んでこい！
↑
いきなりこういう怒号が飛び交う
しかも極めつけに看護師さんが横にきて
「ごめんなさいね、聞こえちゃうよね…」
↑
気遣ってくれているとは言え、
精神的にはこの一言が一番ドン引き
「聞こえちゃうよね…」
え、なんかヤバいの？
聞こえちゃいけない病状って何よ？(￣□||||！！…ってなるやん。
あとはひたすら尋常ではない激痛。
そういうことで、
三男出産時は意味不明にひたすら謝り続けてたんだな。
自分の行いが悪いからこんなことになった、
バチが当たったに違いない…という錯乱状態なやつ。
特に長男、
わたしはあまり良い母親ではなかったので
「⚪⚪(長男の名前)、ごめんね、ごめんね、」
↑
何十回と、お経のように朦朧とブツブツ呟く
よく「自分の人生最後の時に」なんて題目を見かけるけど
人生最後の時に
「ああしとけば良かった」
「こうしとけば良かった」
「あれが幸せだった」
「これがありがたかった」
そんなこと思い出して振り返る余裕なんてありませんから！！((( ；ﾟДﾟ)))
人生最後の時に言えることなんて、
せいぜい「助けてくれ～」ですよ。
(わたしレベルの人間は…)
そしてその「助けてくれ～」の奥に、
自分の過ちとか
誰かにしてしまった酷いこと
他人から買ってしまったであろう恨み
「わたしは悪いことをしてしまいました、
悔い改めます、どうか許してください」
人生最後の時に後悔するのは
自分があまり良い人間では無かった
人に対して、申し訳ないことをした
そういうことばかり。
生きていたら、「自分が悪かった」なんて多分思わない
むしろ「自分は正しい」という信念で生きている訳で。
余程の極限状態にでもならない限り、
実は自分自身が諸悪の根源などとは
素直に認められないと思うんだな。
わたしの場合は
「長男のために」と思ってやってきたことが
却って、子どもを苦しめたのではないか
あなたのために
あなたのために
そういう呪いのようなもの
特に発達関連、次々起こるこの問題行動
反抗期なのか
この子の特性あるいは元夫の遺伝なのか
ただの性格レベルなのか
わたしの妊娠の影響なのか
今年一年、思い悩んで
長男には厳しくなりがちだった。
「本人のため」「必要な躾」
自分にそう言い聞かせてやってきたけど
でも本当は、わたしは自分自身のため
わたしは、自分が恥をかきたくないから
長男には「普通に」して欲しいとか
単に自分が安心したいから
「無難に」「皆と同じように」して欲しい
そうやって長男を
「なんとか普通の人間にしよう」と
縛っていたんだな。
そして気づいたら手術室で何十回も謝っていた
後悔した
多分、あれが本当の内なる声だったんだ。
ちなみに次男出産時は２年前、
予定帝王切開で余裕があったので
なんかひたすら周りの人に感謝してたなー。
それこそ何十回も自分の中から
「ありがとうございます」が湧き出てくる
同じ出産とは思えんよ、この違い。。。( ´-ω-)
どうやら
感謝は余裕、安心から生まれて
懺悔は極限状態、痛みから生まれると思われ…
そういう訳で、今年(人生)の反省は
「実は自分はそんなに良い人間でも無かった」
身も蓋もない気付きやけど(｡-ω-)
でもわたしにとっては大事なこと。
人生には色々あって
夢、目標、安定、繁栄、達成、願望、愛、
何を優先するかは人それぞれ
向き不向き、時期や環境にもよるけど
今のわたしは
「自分が良い人間では無いと気付く」
何か難しい資格をとるとか
壮大な目標にチャレンジするよりも
日頃、実はさほど誠実でもない欠陥だらけの残念な自分が
それを悔いて今日１日、
他人に対して少しだけ親切なことをしてみる
宝くじを当てるよりも
自分の悪い行いに気付いて、たった一つを直す
わたしにとっては価値のあること。
「人は変えられない」
「変えられるのは自分自身だけ」とはよく言われるけど
本当に自分自身を変えようと思ったら
それがどういうことか分かるはず
(意外と自分自身さえも簡単には変えられない。
むしろ世間一般レベルなら、人を変える方が楽だったりする！)
だから
とりあえず気づいたことから一個ずつ。
今年～来年は、
このスタンスで繋げていけたら良いな。
産後、無謀な目標は立てない。
まずは身近な人達を大切にするところから。
