男って。
夫の不機嫌と、わたしの体調不良が被ってしまった。(-""-;)
夫の不機嫌 → 仕事がハードなのと、暑さ。
わたしの体調不良 → 鼻炎
花粉症の時期は内服無しで乗りきったものの、炎症が悪化して頭痛、歯痛。
鼻が悪くて歯が痛くなるとか。。。
危うく虫歯(歯科?)かと思ったよ。妊娠中はよくあるらしいね。副鼻腔炎。
その日、夫の不機嫌に気付かす、普段通りベラベラ喋りまくってた。
夫が、ふと呟いた。
「暑いわ~、またもう嫌な時期きたわー。これから光熱費怖いわ~」
その時も、まだ夫の不機嫌に気付かなかった。
「でも今年は光熱費は覚悟しといてなぁ。赤ちゃん産まれるし、わたしも術後で傷口怖いし。
24時間エアコン状態なるかもやし。」
「なんでそうなるん」
「暑さで傷口が蒸れてぐちゃぐちゃなるねんな。上の子の時もなったし。帝王切開でも綺麗に治る人おるのにやで」
「なんでなん」
「わたしは肌よわいから。(アレルギー体質)」
この時点で、かなり夫が不機嫌。
なんだっけ。なんかあった気がする。思い出せない。
そのまま夫の不機嫌をスルーしてしまった。
しかも、そのままアレルギーの話を続けてしまった。
「花粉症終わったのに今度は鼻炎悪化してさ~。歯が痛くて~、頭も痛くて~」
そこでついに夫がプチ切れ。
「前からやけどさー!
大袈裟やねんな、いつも!
みんな我慢してるようなことで騒ぎすぎ!
我慢してたらそれが普通になるねん、一回俺と代わって欲しいわ!」
……………。
一回、俺と代わって欲しいわ。
普通、妊婦が夫に言う言葉だよなぁ( ;´・ω・`)
まさか逆に言われるとは。。。
更に夫、ついに言う。
「○○ちゃんママは産休まで自転車で働きに行ってたよなぁ!
臨月でも子ども二人のせてチャリ乗ってたやん!」
あー。ついにきた。とどめの言葉。「○○ちゃんのママは~。」
ここまできて、ようやく夫の不機嫌に気づいた。
そう言えば帰宅したときからイライラしてはったわ……………
なんか色々思うことはあったが、とりあえず黙って食卓を片付ける。
夫は寝室へ。
わたしはリビング。スマホでポチポチ、アンケートモニター。
良かった。いつも気持ちがグチャってなると、とりあえずスマホでプチ稼ぎ。
何もやることがなかったら、多分、言い返していた。
家事がある。モニターがある。地味にわたしの隠れ家。
一時間ぐらい、一人でポチポチ、アンケート回答しまくっていたら、
夫がリビングにきた。
わたしをベランダに誘って、一緒に夜景を見る。
でも、わたしの気は内心おさまらない。
寝室に戻ると、夫がわたしの膝に頭をのせてくる。
やっぱりわたしの気はおさまらない。でも、膝枕をしながら、夫の髪を撫でる。
くだらないことで喧嘩しない。優しくしようと決めて、夫の背中をさする。
夫は、そのまま寝た。翌朝にはまた普段通り仕事に行った。
数日後、ある人と会う機会があり、その話をした。
今までモヤモヤしていたものが少しずつ言葉になる。
聞き上手って、こういう人のことを言うんだろう。
わたしは、嫌なことは溜め込むタイプ。言葉にならなくて、腹の中でブツブツと不満が感情でとどまる。
それを、その人は少しずつ聞き出してくれた。
夫が不機嫌だった理由。
そう言えば去年もエアコン事件が勃発したんだった。このブログを始めたきっかけだったのに、すっかり忘れていた。
一年前の夏も、夫はイライラしていた。酷暑の現場。周りも熱中症でバタバタ倒れていた。
その日は、夫がある事務員さんのことを愚痴っていた。
「あいつらは涼しい事務所でチンタラ働いてるから俺らの気持ちが分からんのや!」
事務所に対して、仕事上の不満が沢山あったようだが、夫はその一言に集約して吐き捨てた。
そんなこともあって、わたしは去年昼間は一切エアコンをつけなかった。
専業主婦が涼しい室内で昼寝していると思われるのが嫌だった。
一方で、暑いからお互いにイライラした。
くだらないことでよく言い争いになった。
内心、
エアコンをつければ済む話なのになぁ…
と、なんだか不条理に思っていた。
暑い中で昼夜働いている夫。養われているわたしがエアコンをつけるのって、どうなんだろうか。
当時はわたしも独身時代の貯金から生活費を負担していた。
生活費は納めているのに、働いていないというだけで、
こんなに下に見られなくちゃいけないの?
なんだか色んなことがめんどくさくなって、それならいっそ働いた方が楽なんじゃないか、とかグダグダ悩み
その中で、在宅ワークという一つの選択肢が浮かんだのだった。
夫は夫で、多分、別のことが言いたかったのだと思う。
エアコン云々は氷山の一角で、
多分、わたしに、
感謝がない、愚痴や不満が多い、我慢が足りない、
みんなが普通に我慢してやっているようなことをやろうとしない、
チャレンジ精神がない、すぐに「わたしにはできない」と言う、
苦手なことを克服しようとしない、
そういう沢山のことをトータルして、
「たかがエアコンぐらいで」「俺なんかつねに40度以上の現場で働いてるねんで!」という言葉になったのだと思う。
わたしもわたしで、言いたいことは沢山あった。
夫は、一人で耐え忍ぶことを選ぶ人だ。できるだけ愚痴や不満は言わない。そのことに誇りをもっているし、わたしもそんな夫が好きだ。
でも、「俺も我慢してるねんから、お前も我慢せえよ」みたいなのは、
わたしは賛同できない。
自分が良いと思った生き方を自分がすれば良いだけのことであって、
それを毎回、毎回、わたしに強制する必要ある?
大体、わたしは「一人で耐え忍ぶ夫」のことは好きだが、
「一人で耐え忍ぶ生き方」をしたいとは思っていない。
どうしてそんなにワンオペを美化したがるんだろう。
勿論、自分で自分の成長のためにワンオペを選んでいる人は美しいと思うし、尊敬するよ?
だけど、他人が動かないからやむを得ずワンオペを強いられている人も沢山いる。
わたしだって前回は一人でやるしかなくて潰れるように離婚してるし、
夫のご両親だって離婚している。
一人で潰れていく人が沢山いたからこそ逆に、
夫は「自分は違う、自分は一人でも最後までやり遂げるんだ」と思って努力してきたかもしれないが、
だからといって「潰れたやつは自分の努力不足」みたいに下にみるのは、どうかと思う。
わたしは、「できる・できない」よりも、
ただ一緒にいてホッとするとか、安心するとか、ありのままでいられる時間を大切にしたいんだ。
結局、去年はそういうことが全然伝わらなかった。
二人とも上っ面にエアコンの話をしていたが、想いが伝わることはなかった。
夫はわたしに、もっと変わって欲しかった。
わたしに成長してもらいたかっただろうし、わたしに努力してもらいたかったんだろう。
今もそうだ。だから「○○ちゃんのママは臨月まで働いてるのに」と言ってくる。
わたしは、ありのままの今の自分を、多少なりとも受け入れて欲しかった。
勿論、言葉には出さなかったが、
「確かに○○ちゃんのママは臨月まで働いてたかも知れないけど、旦那さんの悪口いいまくってたし浮気もしてたやん!」と 思ってしまった。
わたしは働いていないかも知れないけど、それはそんなに駄目なことだろうか。
妊婦が毎日、家にいることは、そんなに駄目なことだろうか。
子どもを産んで育てるだけでは、駄目なんだろうか。
なんだか、取りとめなく話した。
その人はわたしの話を聞いて、大笑いした。
「賢い対応ができたじゃないですか。
今年はエアコンは要るでしょう?きちんと言葉で伝えて、
それでもご主人が不機嫌なときは、物理的な距離を取る。
その後ご主人はどうでしたか。」
「うーん、ブドウを洗ってわたしに食べさせてきました。
その時は主人からの謝罪もなく、モヤッとしましたけど、多分わたしの機嫌が悪いことに何かは思っていて、ブドウを洗ってくれたんだと思います…。
なので自分も食べて一応その後は歩み寄りました。」
「良い対応ですよ。男は何歳になっても子どもみたいなものだからね。
そうやって手のひらで転がして、ちょっと余裕をもって笑ってたら、良いお母さんになれるからね」
そっかぁ。その人が笑ってるのを見ると、なんだかわたしも笑えてきた。人の力って不思議。
「機嫌が悪けりゃ放っておけば良いんだよ。
そのうち、あっちから寄ってくるんだから。」
今まで、いちいち争ったり
いちいち夫の機嫌をとってた自分。
さすがに専業主婦歴も一年が過ぎた。もう、あとは堂々としとこう。
まっ(-""-;) わたしも愚痴は減らさなきゃだね。
夫の言うことも一理ある。
とりあえず体重制限も順調(*^^*)
明日から恐怖の連休か、、、、、マイペースでのんびりいこう。