専業主婦の在宅ワーク---実験中 【個人の日記です。】

ネット素人の専業主婦が、本当に在宅ワークで稼げるのか検証中です。自分の日記です。ハウツーではありません。

妊娠糖尿病 苦戦続き

ようやく検診。色々あり、ブチ切れてやけ食いしてしまった。

妊娠糖尿病患者のやけ食い。一番あかんやつ。

 

この2週間、

血糖値は4回ほど規定値超えはあったものの

かなりの低い数値をキープしていた。

 

しかも、超えたと言っても

 

食前100まで→101

食後120まで→122

 

など、ほぼ軽微なもの。一回だけ130になりドン引きしたが、

それぐらいのオーバーは許容範囲らしい。

 

内科では先生がびっくりして

 

「こんなにきっちり管理してくださったんですね!

ありがとうございます!」

 

…何故かお礼まで言われてしまう。。。

 

毎回の測定時刻、超えた日には食べたものから原因まで、きっちり記録。

ここまで書いてくる人もめずらしいようだ。

大学病院の糖尿病内科は、待ち合いに車イスの患者さんもチラホラ。

皆、食事制限に悪戦苦闘しているのかも知れない。

 

続いて計測とエコー。

 

「赤ちゃん、元気ですね!体重も少し大きめですが、普通ですよ!」

 

2週間前に最大値を上回ったものの、今回は最大値の範囲にきちんと治まっていた。

軌道修正できてる。

血圧良好。体重もきちんとキープ。

 

かなり良い感じで検診が進んでいた。

 

一変したのが、栄養指導………

呼ばれて部屋に入った瞬間、「あ、前回の栄養士さんとは違う人だな」

一瞬で危険を察知してしまった。。。

 

すごい早口。キツイ口調。濃いメイク。50代ぐらいかな。たまにあるんだよね… 

 

基本、病院スタッフって懇切丁寧。白衣の天使が大半。

 

ただ、20~30人に1人ぐらいの割合で(数えた訳じゃないけど)

ヒステリックなスタッフさんが混じってる気がする。。

キツイ栄養士さん、キツイ看護士さん。

病院だろうが学校だろうが老人ホームだろうが

数人はいるよなぁ。

100%全員、白衣の天使な方がおかしいよね(-""-;)

 

とりあえずそうなったものは仕方ない。

こちらはこちらで、気にせず丁寧に対応しよう…

 

と思ったら、初っぱなからマシンガントークで栄養指導(演説?)が始まり、、、

 

しかも、わたしの一言が予期せず火をつけてしまった。

 

栄養士さん「食べている量を教えてください」

 

わたし「(食べているもの云々)…、あと、毎食ごはんは半分ぐらいに減らしています。」

 

そこで栄養士さん、着火。

烈火のごとくお説教が始まる……… 

こちらは何故キレられているのか意味も分からず、思わず呆然としてしまった。

ポカーン( ; ゚Д゚)… としていたら、益々たたみかけるようにエスカレート。

 

多分、わたしが何か言い返せば良かった

(このタイプは、相手が反撃に出れば急にきげんを取りに来るはず)

 

が、なんかもう呆然として何を反撃して良いのかよく分からなかった…

 

一応、栄養士さんの主旨は

 

・ご飯を半量に減らすと血糖値は下がるが、胎児の栄養が足りなくなる

 

・ご飯を全量たべた上で、血糖値が超えたらインスリンを打つのが王道

 

たった、これだけ((( ;゚Д゚)))

 

それならそれで、普通に言えば済むことなんやが。

何故そんなキレまくりで言う???

 

その栄養士さん的には、

ごはんを半量に減らす→あり得ない問題行動、非常識なモンスター患者

 

に、見えるらしい…

延々と説教されてしまった。

 

時間がきてようやく解放され、

 

栄養士さん「次の予約を取るのでご希望の日にちを仰って下さい」

 

わたし「では○日いかがですか」

 

栄養士さん「その日はいっぱいです」

 

わたし「○日や○日はどうでしょうか」

 

栄養士さん「その日もいっぱいですね。一ヶ月先まで埋まってて取れなくても普通なんですよ」

 

………なにその、忙しいアピール((( ;゚Д゚)))

じゃあ最初から、

「ご希望の日にちを仰って下さい」とか言うなよ!( ゚д゚)

 

栄養士さん「○日なら空いてますけど(一ヶ月以上先)」

 

わたし「…………○日だと、帝王切開の数日前ですけど。

あと数日で産まれるってときに栄養指導って意味ありますか」←ついにわたしもムッとして反撃に出た

 

栄養士さん「…じゃあ○日なら空いてますけど(2週間先)」

 

わたし「ではその日でお願いします」

 

じゃあ最初からその日で言えよ!!!(; ・`ω・´)←心の声

 

あぁ、もうイライラ。次もこの栄養士さんだったら嫌だなぁ。

…さすがに、別の栄養士さんでお願いします。とは言えなかった(-""-;)

 

最後に産科問診。

先ほどの栄養指導の内容はともかく、

「妊娠糖尿病での糖質制限の是非」だけ、主治医にサラッと聞いてみた。

 

「今のところ研究結果を踏まえ、

『必要量を食べた上で、超えたらインスリン』の方針」とのこと。

その他、説明3分。ものすごく分かりやすかった( ; ゚Д゚)

同じ話でも言い方・説明の仕方でこんなに違うのよなぁ。

改めて主治医がこの先生で良かった……と、感激した。

 

(ちなみに、糖質制限を推奨する病院もあるので、インスリンVS糖質制限の、どちらかを否定するものではありません。

たまたまわたしの通っている病院がインスリンを推奨しているだけです。)

 

とりあえず説明は理解できたので良しとして、帰ることにした。

 

 ……………。

 

が、疲れたな。

 

ふとファミマに寄った。

 

疲れた。

寒天ゼリー置いてない………

 

ふと手が伸びた。全粒粉サンドイッチ。

全粒粉だから、良いよな…

 

それでも気が治まらない。

ライザップのチョコパン。

ライザップだから、良いよな…

 

二つをかごに入れ、お会計をしてベンチへ。

 

どうしよう。どうしよう。どうしよう。

もう、いい。知らん。

 

二つとも、食べてしまった。

 

この2週間の我慢は、なんだったんだろう。

 

そのまま電車に乗り、最寄り駅に着いた。

バス待ちの間にローソンへ向かう。

 

そこでまた手が伸びる。糖質0ゼリー。ブランパン。

 

自分、さっき二つを一気に食べて、後悔したんじゃないのか。

 

お会計を済ませ、店の横で立ったまま食べる。ゼリー1個。ブランパン2個。

 

 

目の前は、山。一面の緑。鳥の声。

のどかな風景ときれいな空気の中で、ローソン横で立ったまま一気食いする自分。

ヤバい。これはヤバい。分かっているがやってしまった。

むしろ「もう止めないでくれ」とさえ思っている。

 

……………

とにかく帰ろう。バスが来て、乗った。

 

 

帰って布団に横になると、夫も帰宅した。

寝ているわたしに、「病院どうやった?」と聞いてくる。

夫の声を聞いた途端、涙が溢れる。

 

「どないしてん。泣いとったら分からんやないか」

 

寝室に来た夫に

思わず、今日の栄養士さんの悪口をズラズラと垂れ流し。

 

こんなに酷いことを言われたんだ、

こんなにキツイことを言われたんだ、

 

……じゃあ、ここで夫に向かって陰口たたいてる自分なんなの。

言いたいことがあるなら、その場でその栄養士さんに正々堂々はっきり言えば良かったじゃないか。

 

自分で分かっているけど文句が止まらない。

 

陰口なんて最低なことを大好きな夫の前で。

幼稚に泣きわめいて。また、最低な姿を晒してしまった。分かっている。止まらない。

 

夫は夫で、一生懸命なぐさめてくれるが

全然かみあわない。

 

「相手のことを真剣に思えばこそ、厳しい口調になることもあるからなぁ」

 

なにそのフォロー((( ;゚Д゚)))

なんで栄養士さんの方をかばうのよ!

そこはせめて「辛かったなぁ、嫌やったなぁ」って言ってよ!!!

…………って思ってしまい、こちらも余裕がないから

夫の慰めの言葉を素直に受け止められない。

 

ただ、わたしは栄養士さんにむかついているのであって

夫と喧嘩をしたいわけではない

 

(しかも夫は寝ているわたしに代わって子どもの世話をして、

買い物もいき、お土産も買ってきてくれた)

 

なので気持ちの全ては言わずなんとか切り上げて、

とりあえず心ぐちゃぐちゃのまま

洗い物と洗濯だけして寝た。

孤独。

優しい夫、かわいい息子。お腹には赤ちゃんもいる。

幸せな、恵まれたあたたかい家庭の中で、ただ孤独。寝逃げ

 

 

夜中、夫がお腹をさすってきた。

明日も5時起き、今月は休みも2日しかなかった疲労困憊の夫。

 

夫は、わたしが何故泣いているのか本当のところは知らない。

夫は「お前のことは何でも分かっている」と言うが、夫には本当の理由は分からないことだ。

 

だけどその夫は一晩中、腕枕をして、頭をなでたり、お腹をなでたり、ティッシュでわたしの鼻水をふく。あたたかい大きな手。

……だからわたしも、孤独から抜けたいと自分で決心することが大事なんだ。多分。

 

 

朝になり、普段通り血糖値を測る。普通。

ちなみに昨日のやけ食いの後の血糖値も普段通りだった。

 

さすがは低糖質商品。

サンドイッチ、チョコパン、ゼリー、パン2つを一気食いして、ほとんど血糖値上がらず。

病院はインスリン派だけど、わたしは糖質制限があって良かったなと思っている。

糖質制限を知らず、こんな量を普通のお菓子やパンでやけ食いしたら即座に病院送りだよ。

だから気持ち半々ぐらいで柔軟に出来たら良いなと思ったり。

朝、改めて血糖値を見て、少しだけ落ち着いた。

 

 

思えばいつも、恐怖の根底には遺伝がある。

依存症の家系。

いつもいつも、何かを止め続けて生きてきた。

 

止め続けることが出来なくて早々に他界した父。親族たち。

止め続けることでなんとか生きてこれた自分。だけどいつだって明日は我が身だ。自力で止め続けられる人間はいない。

たまたま今日、止まっている依存症者がいて、

たまたま今日、スリップする依存症者がいるだけ。

 

大昔、仲間が教えてくれた言葉が浮かぶ。

 

「他人に足を踏まれても、自分が悪いと思え」

 

最初は意味が分からなかった。今も理解できていないかも知れない。

だけどはっきりしていることは、

 

例え100%他人が悪かったとしても

仮に通り魔に遭おうが

仮に空き巣に遭おうが

そのことに腹を立ててスリップすれば

依存症者にとっては、そこで自分の命が終わることもある

 

だから誰が悪いなんて関係ない

ただ自分が怒りすぎないように

自分の側の問題を見なさい

 

仲間は

そんな話をしてくれた

 

栄養士さんがどうのこうの、というムカつきもあったが、

その背景には色々埋もれている。亡くなった仲間。この病気の本質。理不尽、無力、孤独。

こんなはずではなかったという想い。

人のせいにして食べてしまった自分。お腹の赤ちゃん。

心の中にあることは、うまく説明できないことばかり。

 

 

夫とは、こういう話はしない。昨日のやけ食いも。夫には分からないことだから。

こういう話は、依存症同士ならよく分かることだが、なかなか他人に分かる話でもない。

 

だけど今朝、夫をお見送りしながら、

生まれ変わってもこの人と結婚したいなぁと思った。

同じ経験を分かち合うことは難しいかも知れないが、誰よりも近いところで支えてくれる。

自分がただただ愛している。

そんなことを思った。 

 

昼から病院の指示通り、ご飯、全量摂取に変更。

 

昼食後血糖値 165

 

完全にアウトやん

 

なぁ、ほんまに大丈夫???((( ;゚Д゚)))

せっかく安定したメンタルがまたグラグラ、、、

 

とにかく無事に産まれてね…  

 

なんせこんな想いをして産むんだ。今日は命に感謝。